録画サーバーの構成を紹介します

2018年3月14日

PCケース

SST-ML04B

microATX規格のPCケースです。

ちょっと大きめのレコーダーライクな風貌と、値段の割にしっかりとしたつくりに惹かれて購入しました。

この記事のアイキャッチ画像にも設定していますが、ちょうどテレビボードのデッキ棚に収まる大きさで気に入ってます

まず、録画サーバーを組もうと思ったら「どこに置くか?」というのを考えます。

なぜなら、録画サーバーは基本的に24時間稼働で、構成やパーツの選択によっては本体がうるさくなってしまう可能性があります。

なので、なるべく大きさは控えて、うるさくならない場所、かつエアフローも考えて熱の籠らない場所・・・と考えていくと、PCケースの条件が絞られていくと思います。

私のようにビデオボードの中にしまい込んでしまいたい、と考えるなら背低タイプのPCケースでしょうし、よくあるシェルフタイプの棚なら縦型・・・みたいな選択になると思います。

CPU

Intel Core i5 6500

第6世代CoreプロセッサSkylakeの4コアミドルエンドCPUです。

このCPUで、30分アニメが30分程度でエンコードが完了します。

2時間番組や、それ以上の番組のエンコードとなるとさらに時間がかかりますが、このCPUでエンコードが詰まってしまったことは経験上無いです。

また、CPU本体の価格も重要ですが、それ以上に省電力のCPUを選ぶことをお勧めします。

ちょっと古い比較記事ですが、Core2世代のCPUと、Corei世代のCPUとの消費電力の比較記事です。

特に注目なのが、アイドル時の消費電力の差です。

Corei3のアイドル時で20W、Core2のアイドル時で100Wと、その差5倍の消費電力となっています。

録画サーバーとはいっても、一日中録画及びエンコードを行っていることは少なく、1日の稼働時間のほとんどがアイドル状態です。

消費電力(W)×24時間×30日で一か月の電気代を計算するとアイドル時20WのCorei3の場合374円、アイドル時100WのCore2の場合1,872円となり、単純に5倍の電気代を食います。

なので、古い世代のCPUを選択することは論外といえるでしょう。

特に最近のCPUは世代を重ねるごとに省電力さが顕著になってきていますので、省電力なものをお勧めします。

勿論、さらにローエンド製品を選択すればさらに省電力なのは間違いないですが、本体の価格と省電力性能は性能とトレードオフなので、あまりに安いものですとエンコードに時間がかかってしょうがないです。

第8世代Corei 8000番代も発売されましたが、前までのラインナップと比較して全体的にコア数がアップし、録画サーバー向けではなくなったので、Core i5 7500をお勧めします。

HDD

忘れましたが、そのへんにあった500GのHDD

foltiaに関しては、仕様上起動ドライブの制限が2TB以下となっているようです。

たくさん動画を溜め込むなら、HDD+HDDまたはSSD+HDD構成にして録画ドライブの容量を上げる選択ができます。

バックアップを別途用意するなら、ここは何でもいいと思います。私の場合は、NASに録画データを随時移動してるので、録画サーバー自体に冗長性は持たせておりません。

ただ個人的には、録画サーバーにわざわざWD REDとか買う必要はないと感じます。

チューナーボード

我が家では、PT3です。

これから組む場合も、PT3安定、といいたいところですが、供給が完全ストップしているので、代替品を用意するしかありません。

ということで、foltia ANIME LOCKER 6からは、PLEX社製チューナーボードが公式にサポートされたようです。

地デジ/BS・CSそれぞれ2系統の計4チャンネル対応PX-W3PE4

こちらの実勢価格が\13,000弱なので、なかなかお買い得な気がします。

8チャンネル対応のPX-Q3PE4もありますが、実勢価格\2,7000とお安くないので、慎重に検討する必要があります。

私の経験談から言わせてもらうと、アニメ録画をメインにした場合、2ch/2chの4系統で十分です。

最初のうちは、深夜のアニメ番組によっては録画予約開始のタイミングでBSフジとBS11の間で連続で録画スタートされることがあり、失敗することがありました。

ただ、上記はそもそも無理のある録画の仕方なので、予約時のタイミングで「こことここは時間帯がかぶってるからTOKYO MXで予約するか。」みたいな録画の仕方ができます。

なので、録画の時間帯が集中するから同時チャンネル録画は必須だ!みたいに思えても、実際は運用でカバーできますので、同時録画8チャンネルが必要になる事はそうそうないでしょう。

勿論、アニメに限らずいろんな録画をするんだ!って方はこの限りではないですが。

マザーボード

H110M PRO-VH

私が使ってるのは廃れつつあるmicro-ATX規格マザーボードです。

近年、ハイエンド~ミドルエンドPC=ATX、省スペース、小型PC=mini-ATXというトレンドが出来つつあり、中間のmicroATXマザーボードに対応したPCケースが比較的少ないです。そのため、なるべくminiITXでの利用をお勧めします。

マザーボードは、性能差がほぼないので結局のところ何でもいいですが、これから導入しようとしているチューナーボードの規格が対応している必要があります。

PT3やPLEX社製チューナーボードであればPCI Express2.0↑がついていればいいですが、昔のPT2やPT1を持っている場合は、PCIカードスロットが必要です。

また、録画サーバーを導入してから気づいた意外な盲点なのですが、マザーボードにより、CentOSのsensorsコマンドの出力結果に違いが出るという点があります。(sensorsコマンドとは、CPUの温度やファン回転数を調べるためのコマンド)


これは私のマシンのsensorsコマンドの結果なのですが、CPU温度は出ていても、ファン回転数が出ておりません。元々そういう仕様なのか、と思ったら、どうやらマザーボード毎にこのコマンド結果が違うようです。

マニアックな部分ですが、ファン回転数もサーバーの健康状態を見る指標のひとつなので、個人的に気になった点でした。

CPUクーラー

SlimHero CC-Shero-01-A

リテールクーラーのままでも問題ないですが、置き場所によっては必要な気がします。

そもそも密閉空間に置くのはNGですが、私の場合、テレビボードの引き出しの中(密閉ではない)においてるので、そこそこ熱くなります。

CPUクーラーはPCケースとマザーボードとの干渉を避けるため、サイズを慎重に選ぶ必要があります。

特に、省スペースタイプのPCを選択する場合、背低タイプのCPUクーラーを選ぶ必要が出てくると思います。

よくあるのが、PCケースとの干渉はなかったけどマザーボードに刺さってるメモリと干渉するというパターンです。

この商品はメモリとの干渉を考えた製品になっているのがGOODです。

メモリ

今は絶賛高騰中なので、なかなかメモリが買いにくい状況だと思います。

録画サーバーにもよると思いますが、foltiaの場合はエンコード対象が沢山出てきた場合、マルチタスクではなく待ち行列での処理となり、順次エンコードされるので、今のところ、それほどメモリを積む必要がありません。8Gで十分でしょう。

勿論、最初は4Gで運用して、後々4G追加する、でも大丈夫だと思います。

8GBを1枚ならこれで十分です。

PCカードリーダ

SCR3310-NTTCom

スクランブル解除をするのに必要です。B-CASカードを読み取ります。

昔はSCR3310-NTTComが安い値段であったのですが、生産中止したのか高くなってますので、今は代替品がメインとなってるようです。

というか↑これ以外の選択肢がないくらい。

DVDドライブ

その辺にあったDVDドライブ

なんでもいいです。最初のインストール時にしかつかわないので、インストール後は外してしまいました。
私は試しておりませんが外付けのものでも使えると思います。

無駄に空いた5インチベイが活用できないか一時期考えたんですけど、最近のPCケース市場からは5インチベイが無くなりつつあり、メーカーから5インチベイ用の製品が出てないんですよね。

番外編

PCモニタ

基本的にリモート操作なので不要ですが、起動に失敗してるときや、万が一の時に本体のコンソールから操作する場合があるので、常設する必要はありませんが、繋げるモニタは一つはあったほうがいいと思います。

PS/2コネクタキーボード

インストールしたOSやマザーボードの種類によってはUSBキーボードが認識しない場合があります。その時はPS/2接続のキーボードを探してきて使うことがありました。
ちゃんと認識すればUSBキーボードで問題ないです。

マザーボードUSBピンヘッダ→USB平型変換器

これを何に使うのか、というと、BキャスカードリーダーをPCケースの中にしまい込むことができます。

背面のUSB端子につないでもいいんですけど、見た目が悪くなるのと、本体の持ち運び的にも楽になるのでいい感じです。

そもそも、カードリーダを外出しにしておく理由がないので、これはあったほうが便利です。価格も数百円と安価なので。

ビデオカード

録画ファイルのエンコードにGPU支援を・・・という目的ではなく、せっかく録画サーバーを24時間稼働させておくのなら、GPUの一つでも刺して仮想通貨のマイニングでもさせてみましょう
ただし、排熱問題をクリアする事、ビデオカードの消費電力をペアできる量の仮想通貨を掘れる目算をきちんと立ててから、がいいと思います。

当ブログでも導入記事を紹介していますが、意外にも録画およびエンコード作業に全く影響なくマイニングできます。もし興味があれば試してみては。

消費電力を測ってみた

ここで紹介した構成で、ワットチェッカーで実際の消費電力を測ってみました。

アイドル時で、33Wです。
エンコード時は、確か+60Wくらいだったかと思います。


月の電気代は650円ほどでした。

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Posted by koko