エントリーモデルの決定版!NASの魅力を凝縮したSynology NASの特徴的な機能7つ!

2018年3月15日

写真や動画などのストレージとして活用できるNAS。
PCからはもちろんのこと、スマートフォンやタブレット機器等からの利用だけでなく、生活家電などのあらゆる機器がインターネットに繋がるIoT全盛の時代、NASの導入で迷ってる方は多いと思います。NASの製品は多々ありますが、どれを選ぶか?というのは快適なホームネットワーク環境を構築する上で非常に重要な選択だと思います。

以前私はバッファロー製のNASと、別途Googleドライブ等のオンラインストレージを使っていたりしました。
バッファローのNASは大容量ファイルサーバー程度の利用にはいいですが、外部からの利用やモバイル連携の部分が弱く、その大部分がファイルサーバーとしての利用でした。

OneDriveやGoogleドライブ等は外出先での利用にはとても便利ですが、オンラインストレージには課金相応の容量の限りがありますし、転送速度もある程度までは出ますが大容量ファイルの取り扱いはNASには及びません。
オンラインストレージはハードウェアの保守などの運用面が存在しないのがメリットですが、どうしてもランニングコストの面でNASと比べて割高です。
また、オンラインストレージはサービス提供企業の契約プランの変更というリスクもあります。

容量や用途ごとに使い分けをするのも管理的な面で面倒ですし、一元化できないかと思い、豊富なアプリを提供していて使いやすいと定評のあるSynology NAS DS216Jを導入しました。

今回はSynology NASを使ってて感じた特徴的な機能、おすすめ機能を紹介したいと思います。

扱いやすく豊富なアプリを提供するGUI、DiskStationManager(DSM)

よくあるのが、豊富で多機能な製品を買ってもうまく使いこなせないという状況。
SynologyのDiskStationManager(DSM)は、ブラウザで利用可能なデスクトップ型のGUIが提供されています。


・DiskStationManager(DSM) この画面から、コントロールパネルでの基本設定や各種アプリの起動ができる。デスクトップウィジェットでハードウェアリソースなども一目でわかる。

基本的にはこの画面を通してNASの設定を行います。

コントロールパネルでは、共有フォルダの設定やユーザーの追加、ネットワーク設定、SMB/NFS/FTP(S)等のファイルサービスの設定などができ、パッケージセンターから100種類余りの豊富なアプリケーションから好きなものを選んで簡単インストール。音楽、動画、写真などの各種メディアアプリケーションはもちろんのこと、人によっては滅多に使う事はないかもしれませんが、サードパーティ製アプリケーションのインストールや、データベースアプリやプログラミング言語の開発環境、WEBサーバー等の導入も可能となっています。
例えば、データベースアプリと、Apache、phpを入れれば、NAS一本で「Wordpress」ブログの作成が出来たりします。

また、特筆すべきなのが、外出先のインターネット環境から自宅のSynology NASが利用可能になる設定「QuickConnect」をわずか数ステップで設定可能ということです。

本来、自宅にあるNASに外からアクセスするには、ルーターの設定や、プロバイダ等の環境によっては動的なグローバルIPアドレスにDynamic Domain Name System(通称DDNS)を設定しなければならなかったりと、非常に面倒な作業が必要です。SynologyNASではこのQuickConnectという機能を使って、「http://QuickConnect.to/ユーザ名」という自分だけのNASのアドレスを持たせることができます。これによって、ホームネットワーク上での面倒な環境の構築等をせずに、自宅外のインターネットからID、パスワードでログインし、NASにアクセスすることができます。
人によっては、NASの利用シーンの多くは自宅にいる時より外出先が多いという場合もあるため、外出先からのアクセスに伴う面倒な作業が簡潔化されているというのは非常に助かると思います。

DSM自体のアップデートも日々熱心に行われてますので、将来性も安心で、今後ますます使いやすくなっていくことと思われます。

豊富なモバイルアプリ

先にも言いましたが、インターネットに繋がっているHDDというNASの特性上、その利用用途として、外出先での利用のしやすさというのはNASの導入の理由の非常に大きなウェイトを占める部分かと思います。
SynologyNASは、App Store/GooglePlayストアに、写真管理・ビューワ「DS photo」、ファイルマネージャ「DS file」、ダウンロードマネージャ「DS get」、ビデオプレーヤー「DS video」、オーディオプレーヤー「DS audio」等のアプリを提供しています。
先に紹介した「QuickConnect」の設定が済んでいれば、アプリをダウンロードしてすぐに利用が可能です。
別途、App Storeなどでアプリを探す必要もなく、Synology NASに最適化されたアプリが使えるというのがメリットです。

音楽ファイルを一元管理。自動変換も行える「Audio Station」


・「Audio Station」ブラウザ経由のDSMメニュ―から起動でき、手軽に曲を再生できる。様々なファイル形式をサポート。

私はiPhone使いなのですが、SynologyNASの導入前はiTunesで曲を管理していました。
iPhoneに曲を追加する場合の流れとしては、

①CDをリッピング または 配信の曲データをダウンロード→②iTunesでAACファイルに変換→③iPhoneをPCに接続して同期

という面倒な作業を毎回やっていました。

「Audio Station」は、音楽ファイルをNASのフォルダにさえ追加しておけば、「DS audio」アプリでNASの音楽ファイルを閲覧でき、随時、曲を選んでダウンロードできます。この時、ファイル形式に関わらずダウンロード時に自動でMP3などのファイルフォーマットでコード変換をしてくれるので、NASに配置したファイル形式を気にする必要がありません。


・スマートフォン版「DS audio」の画面。DSM版と比べて遜色なく利用可能。

好きな時に好きな音楽を選んで追加したり削除できるという作業が、スマートフォン側の端末のみで出来てしまうのが非常に手軽です。

ユーザー毎に写真・動画を管理「Photo Station」


・「Photo Station」フォトビューワ。見やすいサムネイル一覧で写真の管理もしやすい。

JPEG等の写真ファイルだけでなく、一眼レフ等でサポートされるRAWファイルも問題なく表示可能です。
また、個人用フォルダ、家族用フォルダといったフォルダを分けて作り、ユーザー毎にフォルダに対してアクセス権限を付与できたりします。

スマートフォンアプリ「DS photo」では、一度バックアップ設定を保存しておけば、端末側で新しい写真が追加されたときに自動で写真・動画ファイルをNASにアップロードしてくれます。
また、動画ファイルのアップロード時には、動画ファイルの画質を自動で変換し、最適化されたファイル形式と画質にトランスコードしてくれる機能もあります。


・「DS photo」Wi-Fi接続時に自動で新規ファイルをバックアップ。アップロードはWi-Fi回線接続時のみにも限定可能。

オンラインストレージサービスとの同期で重要ファイルを二重バックアップ「Cloud Synch」

滅多にないことですが、万が一NASがクラッシュしてすぐには復旧不可能!な状況に陥った時のために、Googleドライブ等のオンラインストレージサービスにフォルダ単位で自動バックアップしてくれるアプリ「Cloud Synch」があります。


・「Cloud Synch」設定画面。Googleドライブに同期の設定を行う。

オンラインストレージの特性上、写真や動画などの大容量ファイルのバックアップには向いていませんが、重要な文書ファイル等の保管には最適だと思います。
また、「ローカルで削除したファイルは、パブリッククラウドから取り戻す」の設定にしておけば、間違ってNAS側で削除してしまった!な状況も、Cloud Synchがあればオンラインストレージ側にしっかり残っているので、誤操作による重要ファイルの抹消も防ぐことができます。

大容量ファイルの定期的なバックアップ「Hyper Backup」

NASといえど、搭載されたハードディスクは消耗品なので、不慮の事故や長年の使用による摩耗によって壊れることはあると思います。「Hyper Backup」では、豊富なバックアップ先を選べ、バックアップの頻度も自分でスケジューリング出来ます。

私の使い方としては、比較的小さめのファイルは先に紹介した「Cloud Synch」でバックアップ。特に大事な動画ファイルや音楽ファイルなどは「Hyper Backup」で週に一回外付けHDDに丸ごとバックアップしています。


・大容量ファイル等を外付けUSB HDDにスケジュールでバックアップできる


・バックアップ先は豊富に選択可能

外出先でも自宅のイントラネットに接続するための「VPN Server」

VPNとは、外部のネットワークから自宅のホームネットワークに接続し、あたかも家庭内LANに存在しているかのようなネットワークを構築する技術です。これを導入することで、NASだけでなく、自宅で稼働しているコンピュータやサーバー等にセキュアに接続する事が可能です。

通常、VPNサーバーの構築には各種ライブラリや必要なプロトコルのインストール、設定が必要で面倒ですが、Synologyの「VPN Server」では非常に手軽にこのVPNサーバーを構築できます。


・「VPN Server」設定画面。プロトコル毎に細かく設定可能

利用可能プロトコルはPPTP、OpenVPN、L2TP/IPSecの3種類です。
その中でおすすめはOpenVPNです。詳しい導入方法を当サイトでもここで紹介しています。

まとめ

NASとしての基本的な機能はしっかり抑えつつ、豊富なアプリケーションを搭載し、NASでやりたい事のほぼ全てを網羅するSynology NAS。

CPUと消費電力が改善された2018年モデルのDS218Jがおすすめです。